2010年12月5日日曜日

イギリスでの生活~the University of Sheffield,Yudai Washida

 こんにちは。イギリスのシェフィールド大学に一年間の交換留学中の工学部機械知能・航空工学科3年、鷲田雄大です。


最近ジョーシュにYou dieっていじめられます(笑)
だから、"わっしー"って呼んでください。


 さて、ここでは留学中に感じたことをタイムリーに伝えて行きたいと思います。これから交換留学を考えている人の参考になればうれしいです。




 早速ですが、このバトンブログのトップバッターを務めさせていただきます!!(岡部さん、森田さんありがとうございます。)




みなさん、シェフィールドという都市をご存知でしょうか!?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
(wikipedia、シェフィールド)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6
(wikipedia、シェフィールド大学)
市庁舎


 イギリスでは5番目?に大きい都市ですが、実はここ、どのイギリス旅行ガイドブックにも載っていません。有名な場所といえば、Chatsworth house, Peak district…。私も来る前は、よく知りませんでした(笑) 
確かに観光要素はないけれども、コンパクトでなかなか住みやすい場所です。


 学生街としても有名で、Unionと呼ばれる大学生協の規模はヨーロッパNo.1とも言われます。West street(西通り)やWestern park(西公園)だってあるところは、仙台と似ていますね(笑)




こちらは、St.George Church。昔は教会、今は講義棟兼大学院生用の寮。なんか不気味でちょっと怖い(笑)国際交流課のYさんもここに住んでたとか。
St.George Church








【学生の様子】
 こちらに来て驚いたことは、まず、アジアの学生が多いこと。
工学部では、中国、マレーシア、インド、中東からの学生がたくさんおり、イギリスなのにイギリス人ばかりではない"国際化"された様子がとても印象的でした。


 教授も国際色豊かで、私の受講する工学部の授業では、中国、マレーシア、シンガポール、ドイツ、フランス、イギリス人の先生が講義をしています。


 24時間の図書館ではたくさんの人が深夜まで勉強をしていて、とても勤勉だと感じます。しかし、一方では、毎日飲みに出かける寮の学生も多く、一概にイギリスの学生は皆が勤勉だとは言えないと思いました。(これは日本も同じだと思いますが…。)


 サークルのようなソサエティーというのが、シェフィールド大学には数多くあります。活動はほとんどが自由参加です。


Tennis Society Social(飲み会)
学生の集うクラブ
(飲み会の2次会=クラブって…)
Halloween@Japan Society




【工学部の授業の様子】
 理系の授業は基本的に、講義がメインです。出欠は取らず、100%で試験で評価するところもあれば、レポート100%の評価もあり、これは東北大学と似ているかと思います。授業は基本的に50分1コマで、100分連続2コマというのもいくつかあります。


 海外は学生が積極的と聞きましたが、授業中に質問が飛ぶことはそんなに多くなく、あまり日本と変わらないんじゃないかと感じます。










 私がこの大学を選んだ理由は、スポーツ工学の勉強をするためでした。そのため、現在、工学部機械系スポーツ工学専攻?のようなところに属しています。国際テニス協会やアディダスと共同研究したこともあり、この分野では先駆的なところです。


 今は、卒業研究のプロジェクト「スポーツにおける松葉杖の改良」をさせてもらっています。基本的には自分で進めていき、週一回担当教官とのミーティングをします。そこでアドバイスをもらい、次に生かしていくというものです。


 他には、数値流体力学、宇宙制御工学、工学マネージメント、フォトショップ、実験を受講しています。(実験以外は50分×2コマ/週)


たったこれだけですが、日本と比べると忙しい気がします。






 楽しいことは、これからみんなが書いてくれると思いますので、
ここにきて、猛烈に苦労をしていることをいくつか挙げたいと思います。




・背伸びをしてとても専門的な授業をとると大変
英語の単語自体は理解できます。しかし、専門知識がないゆえに、内容がほとんど理解できない→ついて行けない→分からないの悪循環に陥ってしまいます。
文献も英語なので、読むのは大変。やっぱり覚悟が必要でした。


・イギリス英語がすべてじゃない
ドイツ訛りのとても強い教授がいます。英語でさえ十分でない私に、訛りを理解しようとすると…→何を言っているか分からない→眠くなる→頑張っても何を言ってるか分からない というこれもまた負の連鎖に入ります。
とりあえず、予習をしてしっかり内容を確認してから授業に臨まなければきついです。


・コンピュータソフト等に慣れておく
交換留学生は、簡単に言うと編入してくるようなものです。下から上がってきた学生はすでに得ているスキルも、私たちは持っていないことがあります。例えば、FluentやMATLAB。みんながすらすらやっている中、とても苦労しています…(泣)


・英語を勉強する時間はあまりない
英語圏に住んでいるから、英語ができるようになるだろうというのは、正しくもあり、間違ってもいるかもしれません。もちろん日常生活は英語ですので、使える英語は身につけることができてきたと感じます。しかし、自分から身につけるという態度でいない限り、スピーキングやライティングはあまり向上しないような気がしました。というのも、“なんとかなっちゃう”から…。
最近は、勉強で忙しい…。を理由に語学の向上をそっちのけな気がするので、また頑張ろうかと思います(笑)




でも、なんだかんだで、なんとかなっているのかもしれないし、なっていないのかもしれない。
そんな風に思いながら、毎日を過ごしています。


でも、これだけは確実に言えることがあります。
苦労が多く、辛いのは当たり前だけど、それがあまり嫌と感じないということ。




【生活面】
工学部は日本人がいませんでした。しかし、シェフィールド大学はたくさんの日本人交換留学生がいます。何か不安な時に日本語で相談できる友達がいるっていうのは大事なんだなって感じました。




今はもうクリスマスも近い12月です。こちらでは、雪が40cmほど積り、2日ほど全講義が休校となりました。最高気温も氷点下を下回ることもしばしば…、寒いです。


しかし、学校や寮は全館暖房が行きとどいていて、とても温かなので心配はいりません!
街の至る所で、クリスマスイルミネーションが灯され、きれいです。


Children's hospital(午後4時前…)


Chatsworth house 


寮は、2007年築のとてもきれいな所で、満足です。学校までは徒歩25分ほどなので、自転車で通っています。
Endcliffe Villageにて



フラットの共有キッチン




シェフィールドは場所的に中途半端であるからこそ、とても便利だとも言えます。
スコットランドにだって気軽に旅行に行けますし、マンチェスター、リバプールなんてすぐそこです!
ロンドンだってバスで4時間だし、やっぱりいいとこだと思います。


Manchester Pride@Manchester
マンチェスターに行ったら、何やらお祭りでした。
マンチェスタープライドの意味は…、ググってください(笑)








以上、長々とつづらせてもらいましたが、またどんどん更新していければと思います。
シェフィールド大学について、質問、興味がある方は、
global_wassy*yahoo.co.jp (*→@に変えてください)
まで連絡していただければ、私の分かる範囲でお答えします。




最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
次は、温かい地方に住んでいる人にお願いしようかな(笑)

2 件のコメント:

  1. 同窓会幹事の島崎と申します。はじめまして。
    イギリス、シェフィールド大学すごーーーく素敵なところですね~~~!!!
    最近修論のせいでPCとにらめっこしてる時間が何よりも長い私にとって、鷲田くんのバトンブログを読んでいる間は、違う世界に逃避行出来ました(笑)

    ヨーロッパは寒波が来てて寒いんですよね???
    お体に気をつけて頑張ってください!
    素敵な報告、ありがとうございました!

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  2. >島崎さん
    コメントありがとうございます。
    とても住みやすく、気にっています^^
    そういえば、この前、エリザベス女王とフィリップ皇太子もシェフィールド大学を訪問してました。


    先週までは、最高気温が氷点下を下回っていました。が、ユニクロのヒートテックのおかげで持ちこたえてます(笑)

    修論お疲れ様ですm(__)m

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