2011年3月31日木曜日

National University of Singapore Mari Ogata

こんにちは。シンガポール国立大学留学中の文学部3年尾形真梨です。


はじめに地震・津波によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地のいち早い復興を心よりお祈りしています。


日本研究科のみなさんが始動してくださった募金活動を微力ながらお手伝いさせていただきました。
日本研究科の皆さん、募金に協力してくださった皆さんに心から感謝です。


NUSの皆さんの気持ちが被災地の方々に届きますように。






<なぜ>

なんでシンガポールなの?出発前に日本でも、到着してからシンガポールでも何度もされた質問です。

うーん。まず第一に英語圏での留学がしたかったということ(シンガポールの公用語は英語です!)


その中で国際交流センターでいろいろとパンフレットを見ていたところNational University of
Singapore(NUS)が選択肢にあることを知り、こんなところにこんな大学が!と思い興味を持ったきっかけです。

アジアの国々の独特のパワーが好きだったので調べていくうちにシンガポール・NUSの魅力にはまってしまい最終的にシンガポール国立大学へ行くことを決めました。単純!




<シンガポールとは?>

シンガポールに来る前にシンガポールについて持っていたイメージは、常夏・マーライオン・中華系。これくらいでした。

しかし実際に来てみるとシンガポールはおもしろいです。
                      





   











1、他民族国家

国民の70%は中華系でマレー系15%インド系8%と様々な民族が混在している国です。

また、以前シンガポーリアンに「シンガポールの人口の3分の1は外国人なんだ!」と言われたことがあります。

実際にバスに乗っていると本当に様々な言語が聞こえてきます。シンガポールは外国人に対してとてもオープンな国です。


      
私のシンガポールの一番好きなところは食べ物がすごーくおいしくて、お手ごろ価格なところです。

食文化にも他民族性が反映されていて中華料理・マレー料理・インド料理・シンガポール料理といった、ありとあらゆる料理をどこへ行っても食べることができます。        
                                                                         
インド料理 プラタ 
       
        マレー料理サテー  
                   
3シンガポーリアン

シンガポーリアンは陽気で親切です。

また、うれしことに日本に興味を持ってくれているシンガポーリアンもたくさんいます。

キャンパスを歩いていても「みんなの日本語」を片手に日本語の勉強をしているいるシンガポーリアンをよく見かけます。

日本の漫画やアニメが好きな人も多く、「私はあまり漫画に詳しくない。」というとがっかりされることもしばしばです。

和食も大人気でありとあらゆるところに回転寿司があります。マンゴー海苔巻きには衝撃を受けました。




 4、言語
先ほども書いたように、シンガポールの公用語は英語です。

しかし、それぞれの民族の言語が母語と呼ばれ、中華系は中国語、マレー系はマレー語、インド系はタミル語を小学校から学ぶためシンガポーリアンは基本的にバイリンガルです。

それゆえ、シンガポールの英語には中国語・マレー語などの要素も加わって"Singlish"と呼ばれる、独特の英語がローカルの人々の間で話されています。

たとえば、中国語の影響で語尾に"了"(ラ)をつけて、"OK lah" "Never mind lah"となります。

またマレー語のstudy→magin、eat→makanもよく使われています。


始めのうちは、聞きなれない発音に”ん???”となることもありましたが、慣れれば大丈夫です。

聞きなれるとなんとなく愛着がわいてきます。

<学校>

NUSはアジアの中でも有名な大学の1つであるらしく、アジアを中心にあらゆる国から正規留学生、交換留学生が来ています。


授業はレクチャーとチュートリアルで構成されていてます。基本的には週に1度2時間のレクチャーと2週間に1度2時間のチュートリアルがあります。
また、課題としてグループワークやプレゼンテーションがほとんどの授業にあります。


シンガポールでは大学の成績が直接就職に関係するため、NUSの生徒達はとても勉強熱心です。授業にもよりますが、チュートリアルでの発言っぷりもすごいです。




語学の授業も充実しています。特に中国語は留学生の間ではとても人気があり、残念ながら私は前期しか取ることができませんでした。残念。                

左は食堂

キャンパス内も常夏仕様
         
              
中国語のプロジェクトメンバー 
@学生寮PGP
<寮>

NUSの交換留学生は主に外国人向けのPGPと呼ばれる寮か、いくつかあるhallと呼ばれる主にフルタイム生向けの寮に住みます。ほとんどの部屋はまさかのエアコンなしですが、天井に大きなファンがついています。

私は後者に住んでいるのですが、たくさんのアクティビティがあり、なぜ??とつっこみたくなるようなことも多々あります。

シンガポール到着翌日からオリエンテーションウィークだったために、謎のトロピカルフルーツで野球、泡泡なブルーシートにダイブ、謎の目隠しお見合いなどなどに参加させてもらい人生初のカルチャーショックでした。

参加するのに躊躇していると「Go!Mari!」と言われ、シンガポーリアンの陽気さにもびっくりでした。

楽しかったです。


                           寮のバドミントンチーム、せっかちなおじさんに電気を消されてぼんやり。

<旅行>
シンガポールは小さいですが、東南アジア各地に旅行するのにはとても便利なロケーションです。


NUSでは、12月いっぱいの休みと、前期・後期の中間(9月と2月の下旬)に1週間の中間休みがあります。留学生の多くはこの期間に旅行に行きます。


シンガポールではいくつかの格安航空会社が就航しているので、早めに予約を取ると安く航空券を買うことができます。


 


<最後に>
小心者の私ですが来て良かったと思うことは本当にたくさんあります。
こちらに来る前は、言葉・食べ物・暑さなど不安なことはたくさんありました。でも実際に来てみると何事も慣れが肝心!と思うようになりました

もしNUSに興味があるという方がいらっしゃれば、気軽に声をかけてください。
                  メール→mari11128@yahoo.co.jp


投稿が遅くなった上に、かなり雑な内容になってしまって申し訳ないです。

次は北上して北京大学の長田亜由美さんお願いします。涼しそうでうらやましい!!

2011年3月9日水曜日

Hej hej! University of Uppsala Sweden, Nozomi Shinohara

はじめまして。文学部3年篠原希です。現在スウェーデン・ウプサラ大学に交換留学中です。
本来こういった場に出るような人間ではございませんので、はじめましての方が多いと思います。
執筆がおくれてすみません・・・実はコースブレイクにイタリアに1週間ほど旅行にいったり、こっちにきて初めて体調を崩して39度オーバーの熱を出したりしていました。
しょーたからこのバトンが回ってきたときは、げっどうしよ・・・思いましたが、頑張ります。


<why I came here>
これはよく聞かれる質問ですが、私にとって留学にもスウェーデンにもきっかけは大した意味はなかったのです。
もともと公務員志望だったし、大学2年の秋までは某運動部でマネージャーとしてそれこそ朝から晩まで練習・長期休みなしという高校生のようなハードな生活を送っていました。
おまけにほとんどの日本人女性と違い、私は白人男性に全く興味がない!!!


ただ東北大でぼーっとしているだけでは物足りず、せっかくの大学生活外に出てみたかったのです。
私はこんなゆるゆるの人間ですし、アメリカは怖い・危険・行きたいくないと思い、カナダやオーストラリアといった英語のネイティブ国も考えましたがなんだかピンとこない、そしてなにかのご縁でスウェーデンに決まりました。これはほとんどフィーリング。でも不思議なことにフィーリングとはあたるもので、今ではスウェーデン大好き!!!!スウェーデン人大好き!!!第二のhome countryとして愛着も誇りも持てるすてきなところなのです(*^^*)


<Sweden>
スウェーデンというと、なんだかはるかかんが笑なたの異国というイメージですが、実際は日本にかなり近い部分もたくさんあります。特に国民性。
スウェーデン人はシャイ。ぺらぺら自分から話しかけてきたりはしないし、仲良くない限り挨拶だけ、とかもざらです。お酒飲んでクラブに行って、この子気があう!おもしろい!と気づいたところからうちとけた関係になれる、といったかんじです。私はスウェーデン人大好き★
左:昨年とんぺーに留学していたMalin 右:今年とんぺーに留学予定のAnna




治安はほかのヨーロッパ諸国に比べてもかなりいいです。 特に私のいるウプサラは大学街であり、危険という響きの存在しないところです。


ただし寒い。-20度とかに平気でなります。12月は午後3時には夜が来ました。まだ雪が残っています。この留学生活の半分は冬と言っても過言ではありません。スウェーデン留学を考えている人はあしからず。


「7歳から70歳までのスウェーデン人は英語が話せる」といわれるほどに、ほとんどの国民が英語を話します。しかも上手!聞き取りやすい!きれい!アメリカ人や他のヨーロッパ人からしても、スウェーデン人の英語はかなりハイレベルのようです。理由はアメリカのテレビ番組をスウェーデン語字幕で放送していて、小さいころからそれに慣れ親しんでいるからだそう。スウェーデン語もう必要ないやんけ!?と思ってしまいます。
ちなみにスウェーデン語は難しい。母音が多い。発音複雑。でもなんかかわいいのです。私のスウェーデン語レベルは英検4級も満たしませんが。
ダウンタウン
大聖堂
<where I live>
ウプサラは学生街なだけあって、学生寮がいくつもあります。私もその1つに住んでいます。
まず最初に玄関があり、それぞれ個室のドアが並んでいて、私のところはコリドーメイト5人でコモンスペース・キッチン・シャワーを共有しています。ほとんど東北大のユニバと同じです。
寮によってはシャワーが個室についていたり、トイレも共用だったり、11人でコモンしているところもあります。
なんとこのコリドーに同じとんぺーからの留学生のみかちゃん(理学部・地球2年)が住んでいます。ここは日本か。でも仲良くやっています。
コリドーメイトのインド人のおっちゃん(教授)と3人でスーパーいったりご飯食べたりほのぼのです。




<study>
ウプサラ大学は北欧最古の大学。世界中から交換留学生が集まります。ヨーロッパ人にしてみれば留学はそんなにたいしたことじゃないのかーと思うほどにたくさんの学生がいます。
日本人は今年は交換留学生が12人位です。やっぱり少ないですね。


 授業の形式は日本とは全く違います。基本的には1ヶ月に1つの授業を集中的にとり、授業の最後にテスト・レポートなどがあります。それが2ヶ月の場合や、4ヶ月(1セメスター)継続して同じ授業をとる、ということもあります。授業はプレゼンテーションやフィールドワーク・セミナーも多いです。
授業は週に2・3回ほどで、その分リーディングやセミナーの準備が多く、自学自習スタイルです。なまけものの私にはうっという感じ。
理系のみかちゃんは来週からフィールドトリップでイングランドに化石調査に2週間行くそうです。授業で外国まで行ってしまうとかすごいです。


私はいま教育学の授業をとっていて、日本には親しみのない移民や宗教教育やバイリンガリズムについて学んでいます。北欧の福祉制度にはやはり感心させられることが多いです。
学校訪問にも行きました。子供たちもみんなバイリンガルです。そして第三外国語まで学んでいます。授業料・給食費はただです。
学校訪問の様子
<something fun>
ウプサラにはネーションという団体が10ほどありまして、イメージとしては大きいサークル。
それぞれが建物をもっていて、レストランやカフェを経営したりクラブやパーティーを開いたりしています。
ヨーロッパの若者が遊んでるイメージがまさにネーションです。私もたまに友達と行きます。楽しい。ニューイヤーはスウェーデン人の友達とネーションのパーティーに行き、クラブで朝3時まで遊びましたw


寮のコリドーでパーティすることもしばしば。
大人数のパーティーではみんなでお酒を持ち寄って、わいわい会話を楽しんだり。
顔見知りだけでご飯を作って食べたり。
シンガポーリアン・コリアン・ジャパニーズでアジアンフードパーティー



スウェーデン人のお友達主催のザリガニパーティーにて ご満悦のみかさん




スウェーデン・カルチャーで忘れてはならないフィカというお茶の文化。
街中にカフェがあり、老若男女みんながわいわいお茶をしています。
ケーキの食べすぎ注意。

最後にやはりヨーロッパ旅行。
日本では信じられない感覚で旅行に出かけることができます。外国がちょっとそこまでというかんじ
です。今月はロンドンに行ってきます。
しょーたはスペインがお気に入りのようですが、私はまだ未体験です。
私のお気に入りはべたですが、やはりイタリア。美食センスが微塵も感じられないスウェーデンとは対照的に食べ物さいこう!そしてやはり南はいいですね。あったかくて。


ベルリン
ローマ


<conclusion>
最後にまたもや言いますが、私はひっじょーにのんきでゆるい人間です。
こんなんが東北大の代表として留学など、お怒りになる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
が、やはり人それぞれといいますか、自分がやりたいこと・自分の目標を達成できればいいと思うのです。だからせっかくチャンスが与えられているなら、ちょっとでも留学に興味を持っている人はあまり深く考えすぎずに飛び込んでみるといいと思います。
やはりとんぺーにいるだけではできないこと・得られないことがたくさんあります。私はここにいる東京の大学生にすらカルチャーショックです!


スウェーデン留学についてもっと知りたい!とか、なにか質問などありましたら気軽にこちらまで連絡をください!(nono-119@hotmail.co.jp)


それでは次はシンガポール大学に留学中の尾形真梨さんにお願いします(^▽^)/初のアジア圏に突入!笑